【味覚研究ラボ#4】サッポロ一番塩ラーメンで実験!自分好みの味の濃さを知って健康的で楽しい食卓につなげよう

CAN EATとカゴメ株式会社がコラボし、人の味覚や新しい食の楽しみ方に関する研究を続けている「味覚研究ラボ」。全4回にわたって味覚研究ラボのメンバーがさまざまな食の楽しみ方を探っていくコラムの第4回は、サッポロ一番塩ラーメンを用いた塩分摂取量に関する検証です。

 

<紹介してくれた人>

味覚研究ラボ員 徳川さん

 

過去3回のコラムでは、味覚研究ラボで開発中の「味覚嗜好測定キット」を活用しながら、「人によって好みの味付けが異なり、自分の好みに近づけることで食事がより楽しくなるのではないか」という問いを立ててさまざまな検証を実施してきました。

 

今回は”薄味好きと塩分摂取量”に着目しました。料理の味の濃さに大きく影響する塩は味付けの肝ですが、とりすぎは健康に悪影響を及ぼす可能性があります。今回「薄味好きの人は、基準量通りに作った食品を食べることで余計な塩分まで摂取してしまっているのではないか」と考え、好みの味の濃さと塩分摂取量の関係に迫りました。

 

 

※味覚嗜好測定キットとは、味付けの異なる複数のポップコーンを食べて好みを入力するだけで、独自アルゴリズムにより「自分の好みの味の濃さ」が測定できるキットです。

カップ焼きそばめんつゆレストランに関するコラムでも使用しました。

 

■いざ検証!薄味好きの人はどのくらい余分に塩分をとっているのか?

今回の検証では、シンプルに塩味を楽しめるよう、サッポロ一番の塩ラーメンを使用しました。

メーカーから発表されている「お湯500mLに対し粉末スープ1袋」を基準量とし、加える粉末スープ量を調節して濃さの異なるスープを用意します。

 

調節した各塩ラーメンを味覚嗜好測定キットで「平均よりも薄味好き」と評価された味覚研究ラボのメンバー7人に食べ比べてもらい、最もおいしいと感じる区分を選んでもらいました。 

 

 

 

 

■薄めのスープ(基準量未満)を好みと答える人も。摂取する塩分量の差は?

結果は次のようになりました。 

メーカー基準量の区分4がおいしいと回答した人が4人と最も多くなっています。一方で、区分3については2人が、区分1については1人がおいしいと回答しており、半数近くの人が基準量未満の薄めのスープを好むことがわかりました。

 

今回の区分を塩分量でみてみると、区分1(2.4g)と区分4(3.9g)では、同じ量のスープを飲む場合に摂取する塩分量が1.5倍近くも変わってくることがわかります。例えば、区分1の濃さでも満足できる人は、その量に調整すれば1.5gも塩分摂取量を減らすことができます。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、一日の塩分摂取量基準は男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、非常に大きな数字ですよね。

 

検証中には、薄味好きのメンバーから「でも外食だとこういう調節できないからね」というコメントがありました。コメントを受けてラボメンバーにて調査したところ、なんと有名ラーメン店の「幸楽苑」さんで注文時に味薄めや味濃いめの調節ができるとの情報があり、実際に注文してみるとすんなり対応してもらえました。幸楽苑さん以外にも、自分好みの味の調節ができるお店があるかもしれません。外食する際に確認してみてはいかがでしょうか。

幸楽苑の中華そば(左から薄め、普通、濃いめ注文品)

見た目の濃さは同じですが、味ははっきりと異なります。

 

結論:好みの塩ラーメンのスープの濃さは人によって異なり、お湯と粉末の量を調節することで、好みの味に近づけられる。特に薄味好きの人は、基準通りの作り方をすることで余分な塩分を摂取しているため、適切な味の濃さにすればおいしく健康的な食事につながる 。

 

■4回の検証を終えて 

これまでの検証全体を通して、人の好みの味の濃さは異なっており、内食・外食問わず味付けを調節することで満足度が高まることがわかりました。味覚嗜好測定キットを利用して自分の好みの味の濃さを可視化することで、新しく楽しい、そして健康的な食卓につながっていくのではないかという期待が持てました。

 

これから新しいツールとして味覚嗜好測定キットを実用化できるよう、頑張って研究を進めていきます。

 

 

※味覚嗜好測定キットとは?

味覚開発ラボで開発中の味覚嗜好測定キットは、塩味の異なる5種のポップコーンを食べ、好き嫌いを評価するだけで自分の好みの味の濃さの嗜好性が把握できるツールです。

 

これを使うことで自分の味の好みを知り、よりマッチした調理や外食につなげることができます。

 

▼次の記事はこちら

【味覚研究ラボ#5】好みの味の濃さを知れば少し幸せになれるかも?実際の声を聴いてみよう

 

▼過去の記事はこちら

【味覚研究ラボ#1】 カップ焼きそばが一番おいしくなるソースの量は?味の濃さの好みを知って、食事をもっと楽しもう

【味覚研究ラボ#2】味の濃さの好みを測って自分専用の「つゆの薄め方」を見つけよう

【味覚研究ラボ#3】レストランで「自分専用の味付け」を楽しもう

 

 

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