「CAN EAT(キャンイート)」α版をリリース
2019年07月31日
プレスリリース
株式会社CAN EAT(東京都新宿区、代表取締役:田ヶ原絵里)は、世界31億人の食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT(キャンイート)」のα版(デモサイト)を7月31日にリリースいたしました。クラウドファンディングでは目標額の218万円を達成し、144名の方からご支援をいただくことができました。CAN EATサービスURL:
https://app.caneat.jp
■ CAN EATとは? α版リリース機能の特長
「CAN EAT(キャンイート)」は、食べられないものがある人の外食を救うWEBサービスです。食物アレルギーや宗教上の理由などによる「食べられないもの」を登録し、飲食店や仲間に簡単にシェアすることで、伝え忘れや伝えるストレスから解放され、参加者ひとりひとりにあった食を実現できます。飲食店側は、お客様の食べられないものが事前にわかっていると、きめ細やかなサービスや集客力のアップが実現できます。特に高級飲食店やホテルなどでは、事前に把握しておくことでいつでも最上級のサービスを提供できます。
このたび、機能を限定したα版(デモサイト)として提供を開始いたします。α版では、食事嗜好の登録のみですが、今後は対象飲食店を増やし、直接見せたり送信したりすることで円滑なコミュニケーションを促進していく予定です。今後はユーザーの皆様からフィードバックを頂きながら、サービスの改善を行ってまいります。飲食店舗様と共同での実証実験も行っていくつもりですので、興味をお持ちいただける方からのご連絡も歓迎しております。
» CAN EAT サービスURL:
https://app.caneat.jp
■ CAN EATサービス開発の背景
CAN EATは、代表・田ヶ原の母が持っていた食物アレルギーから着想してうまれました。家族で外食をするときはいつも、「何が」「なぜ」「どういうレベル感で」食べられないのかを口頭でお店に伝えなければならず、手間や時間がかかっていました。お店にも負担をかけてしまい、伝え漏れがあったりせっかく作ってもらったものを食べられなかったりすることに、ストレスを感じていました。
- 「食べられないもの」がある人は、飲食店が思っている以上に多い
この課題を解決するべくサービスを構想しはじめると同時に、「食べられないもの」がある人は、飲食店が思っているよりたくさんいるのではないかと思いはじめました。ヒアリングにより、外食を避けていたり飲食店に伝えていなかったりするだけで、多くの人が不自由な思いをしていることがわかりました。
- 食物アレルギー、ベジタリアン&ビーガン、宗教上の制限など理由はさまざま
文部科学省が2013年に実施した調査によると、全公立小中高校の児童生徒の4.5%にあたる40万7千人あまりに卵や小麦などの食物アレルギーがあり、これは過去10年間のうちに2割以上も増加していることがわかっています。ベジタリアンやビーガン(菜食主義者)も世界的に増加傾向にあり、妊娠や持病、宗教上の理由などによる食事制限まで含めると、何かしらの「食べられないもの」がある人は世界に31億人もいるとされています。
- 2020年東京五輪を控え、食事制限の多いインバウンド観光客の対応が急務に
日本では2020年東京五輪に向けて、インバウンド観光需要は高まっています。食事制限の多い外国人客の対応が急務となっているにもかかわらず、飲食店の対応は遅れている状況です。
こうした課題を解決するべく、長期間の構想を経て、α版リリースに至りました。
■ クラウドファンディングでは約250万円、144名からのご支援を達成
CAN EATは、サービス開発費を補填すること、ユーザーになりうる方々からの生の声を集めることを目的に、2019年6月1日〜7月12日の期間にクラウドファンディングを実施しました。
最終的に、144名の方から2,496,000円のご支援を頂き、目標に掲げていた218万円を大きく上回りプロジェクトを達成させることができました。クラウドファンディング実施中に皆様から寄せられた、反応・ご期待の声の一部を紹介します。
クラウドファンディングページ(Readyfor)
https://readyfor.jp/projects/caneat
【クラウドファンディング中に頂いた応援の声】
「軽度ですが食物アレルギーがあり、お店に伝えるのが億劫だったり、一部のフルーツだけなのに、お店が面倒がって食べられるものも抜かれたりして、ストレスに感じています。ぜひ利用したいし、広がって欲しいです。期待してます!」
「海外旅行によく行くのですが、海外だとベジタリアンやヴィーガン向け、ハラルメニューがメニューの中でカテゴリーとして分かれていて、日本にはまだ全然そのようなメニューが少ないなと思っていました。もしサービスが本格的に開始したら、少しでも日本の外食分野での食の壁が低くなると期待しております。ぜひ、いつかは海外向けの方向けに多言語展開も行ってください!頑張ってください!」
「海外の友人も宗教上の理由から食べられないものがあります。また私自身も出産で一時期アレルギーに悩まされました。より人が幸せに、心も豊かになれるお助けサービス、ツール開発を応援させていただきたいです。頑張ってください」
■ CAN EAT α版サービスの詳細と運営チームについて
α版では、以下の機能を主にクラウドファンディング支援者様に向けて提供します。クラウドファンディングのリターンとして提供する「開発会議への参加権」「食事会への招待」「クローズドグループへの招待」などを通して、リアルな声を集めながら、機能を改善してまいります。
▼CAN EAT α版 でできること
1. あなたの「食べられない」情報を入力・保存
2. その情報を仲間や飲食店に見せることで簡単にシェア
3. 大切な外食のひとときをストレスフリーに過ごせます
※WEBサービスの形で提供し、アプリではありません
※今後は提携飲食店を増やし、データを送信してシェアできるようになる予定です
■ CAN EAT 運営チーム
田ヶ原絵里|CAN EAT代表
飲食店のアルバイト経験を経て、大日本印刷株式会社で7年間新規事業開発業務に携わる。0→1、1→10、10→100の新規事業のフェーズを経験し、ある日家族が米アレルギーに罹患して外食を楽しみにくくなったことから、「食べられないものがある世界31億人の外食を救うサービス」CAN EATを考案し、2019年4月に起業。
【代表・田ヶ原よりリリースにあたってのコメント】
クラウドファンディングでは、食物アレルギーをお持ちの当事者の方や、身近に食事制限で苦労している人がいる方など、さまざまな方からご支援を頂きました。しかし皆様一様に、「もっと誰とでも、美味しく楽しく健康的に外食を楽しみたい」という想いを持たれていることが分かり、CAN EAT事業の方向性は間違っていなかったと確信することができました。支援者様限定の先行サービス体験では早くもフィードバックを頂き、このたびα版をリリースすることができました。どうしても実現したかったCAN EATがようやく形になり、CAN EATを応援してくださる皆様のお手元にお届けできることがとても嬉しいです。まだまだプロダクトは初期の初期の状態ですが、より多くの皆様にお届けできるよう、CAN EAT応援隊の皆様と一緒に改善を進めていければと思っています。
森京子|CAN EAT監修
管理栄養士、健康運動指導士、食品保健指導士。食品メーカーにて、食品成分の機能性研究、医療・介護用食品の開発、健康食品等の商品開発やプロモーションに携わる。現在は、農林水産省 “健康長寿社会の実現に向けた健康増進産業の創出“に関するプラットフォームのプロデューサーを務めるなど、多方面に活躍中。
■ 株式会社CAN EATについて
「すべての人の食事をおいしく・楽しく・健康的にする」をミッションに、食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT」の開発・運営を行っています。
社名:株式会社CAN EAT(英語名:CAN EAT Inc.)
代表者:代表取締役 田ヶ原絵里
本社所在地:東京都新宿区天神町7番地11 No.14
設立:2019年4月1日
事業内容:「CAN EAT」の開発・運営
公式サイト:https://caneat.jp
サービスに関するお問い合わせ info@caneat.jp