落花生(ピーナッツ)アレルギーの症状・対策・注意点|食物アレルギー辞書

落花生(ピーナッツ)はアレルギー症状が重篤になりやすい食品です。少量でもアレルギー反応がでるため、ピーナッツオイルも取り除く必要があります。ピーナッツはさまざまな食品・料理に使用されているため、原材料を十分にチェックするとともに、コンタミネーション(意図しない混入)にも気をつけましょう。

 

重篤になりやすい「落花生(ピーナッツ)アレルギー」

落花生(ピーナッツ)アレルギーは、そばアレルギーと同様に症状が重篤になりやすい傾向があり、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。チョコレート菓子をはじめとするさまざまな食品に使用されており、加工食品のアレルギー表示が義務づけられています。

 

少ない量でもじんましんや呼吸困難などの症状につながるほか、重篤になると命にかかわる場合もあります。

 

食品表示では落花生と表示されていますが、ピーナッツアレルギーと申告する人が多く、ピーナッツで表示を探すと落花生を見落としてしまうことがあるので気をつけましょう。

 

 

落花生アレルギーの人が注意すべき料理や食品

チョコレート菓子に使用されることが多い食品です。スナック菓子や和菓子、調味料、ドレッシング、サラダやのトッピング、カレールーなどにも使われる場合があります。原材料を確認する際には「ピーナッツ」の文字でなく「落花生」の文字を探しましょう。

 

細かく砕いたりペーストにしたりして、一見わかりづらい形で料理に使われることが多い食品です。一部の地方ではジーマミー(地豆)と呼ばれることもあるため、見逃さないように注意してください。

 

なお、落花生を食べる意外に、ピーナッツオイルを塗ったり、豆まきをしたりするだけでもアレルギー反応が起こります。アレルギー反応がある人や周囲の人は、生活全般において使用しないように心がけましょう。

 

 

 

落花生アレルギーとナッツ類アレルギー

ピーナッツは名称から木の実類であるナッツ類(アーモンド、カシューナッツ、くるみ、くりなど)と混同しがちですが、実はマメ科の食品です。

 

しかし、ナッツ類アレルギーの場合は落花生にも反応することがあります。落花生やナッツ類のアレルギーの人は、具体的に何に反応するのか検査を受けて把握しておくとよいでしょう。

 

 

落花生アレルギーの人に料理を提供するときの注意点

落花生は(ピーナッツ)は多種多様な食品や料理に使用されているため、原材料の確認や調理環境には細心の注意を払いましょう。ゆでたり揚げたりするよりも、炒る(ローストする)とアレルゲンが強くなり、反応がでやすくなるといわれています。

 

また、落花生はナッツ類ではありませんが、ナッツ類として申告する人がいます。アレルギーの聞き取りには注意してください。


<ヒヤリハット事例>

・ジーマミ豆腐に落花生が使用されていることを知らずに食べて発症した

・落花生を使用していないチョコレートであったが、落花生入りチョコレートを製造している生産ラインで製造されており、落花生を使用していないチョコレートに落花生成分が混入していた

 

 

<アレルギー辞書一覧>

ナッツアレルギー

アーモンドアレルギー

落花生(ピーナッツ)アレルギー

バラ科アレルギー

肉(牛肉・豚肉・鶏肉)アレルギー

大豆アレルギー

そばアレルギー

甲殻類(えび・かに)アレルギー

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